アレックスアンドカンパニーのスタッフによる知的探訪の旅

【スウェーデン人の日本茶インストラクター】ブレケル・オスカルさんのトークイベントに行ってきた!

今回は、趣向を変えて、スウェーデン人の日本茶インストラクターでいらっしゃるブレケル・オスカルさんの『ブレケル・オスカルのバイリンガル日本茶BOOK 』刊行記念トークイベントに行ってきました。

皆さんは、ご自宅で急須から淹れたお茶を飲む習慣はありますか?私自身、ここ最近なかなか忙しく、自宅で急須に茶葉を入れ、そこからお茶を抽出してお茶を飲むという習慣がなくなってしまいました。

お忙しい皆さんも、なかなか家庭でゆっくりお茶を飲むことはないかと思います。また、そもそもお茶をあまり好きではないという方もいらっしゃるでしょう。

今回は、統計データなどの堅苦しい話は無しにして、オスカルさんのお話も踏まえつつ、日本茶の魅力について書き連ねていきたいと思います。

 

目次

  • お茶は楽しい
    • シングルオリジンの茶畑が増加中
  • 本書を書くにあたって苦労したこと
    • 適切な訳語を書く大変さ
    • 英語の勉強にも通じる
  • まとめ

 

お茶は楽しい

私は、お茶は楽しい飲み物だと思います。「楽しい」という言葉自体とても曖昧で、人によって捉え方も異なるとは思いますが、茶葉によって味わいが全く異なりますよね。

オスカルさんも、そうした「日本茶の味の柔軟性」に魅了されて、日本茶を学ぶことを決意されたようです。

淹れ方、水の違い、温度の違い、急須の種類、飲む容器の違い…。あらゆる条件によって、お茶の楽しみ方も変わってきます。個人的には、自宅の急須で淹れた温かい煎茶が一番好きです。茶葉の種類は問いません。私のコップで飲むお茶は、昔を思い出しすことができて、私自身にとっては最も楽しむことができるお茶です。

ちなみに、オスカルさんが一番好きな茶葉の種類は「やぶきた」だそうです。やぶきたは、日本で生産される煎茶の8割を占めるオーソドックスなお茶の種類となっていますが、オーソドックスに生産されているからこそ、生産地によって独特の違いを楽しむことができるそうです。

 

シングルオリジンの茶畑が増加中

「シングルオリジン」という言葉をご存知ですか?「シングルオリジン」とは、産地を農園単位で捉え、誰が生産したかを消費者が見ることができる仕組みのことです。この「シングルオリジン」が、最近緑茶でも注目されています。

先ほどの「やぶきた」の例もこれに当てはまります。生産地の気候や土壌の違いによって、お茶にも味わいの違いが生じるのです。これを楽しむことができる日本茶は、とても魅力的ですよね。

今回のトークイベントでは、2種類のお茶をいただくことができました。それぞれ「香駿(こうしゅん)」と「サマーブリーズ」という種類でした。

 

香駿(こうしゅん)

 

サマーブリーズ

 

言語化するのは非常に難しいのですが、どちらも香り、味、後味が全然違いました。伝わるかは不明ですが、同じ「日本茶」であっても、ここまで違ってくるものなのかと思うくらい別物でした。

 

本著を書くにあたって苦労したこと

ここからは、オスカルさんの新著である『ブレケル・オスカルのバイリンガル日本茶BOOK 』刊行にあたって、オスカルさんが実際に語っていた辛い点を書いていこうと思います。日本人である私たちにとっても、とても難しいとされる日本茶の魅力を発信していくこと。オスカルさんは見事それを実現しています。

トークイベントにてオスカルさんが語っていらっしゃった、文化的な背景の違いによる大変さをお伝えします。

(大盛況で、オスカルさんが遠い…)

 

適切な訳語を書く大変さ

オスカルさんは、『ブレケル・オスカルのバイリンガル日本茶BOOK 』執筆にあたって一番辛かったことは、「海外の方々へ日本茶の魅力をいかにして伝えていくか」ということだったと言います。

皆さんもお手に取っていただければわかるのですが、『ブレケル・オスカルのバイリンガル日本茶BOOK 』は日本語と英語の両方で書かれています。つまり、同じ内容を2つの言語で伝えていかなければなりません。

私たち日本人にとっては、日本茶はありふれたものです。小さい頃からよく飲まれていた方も多いのではないかと思います。

一方、海外の方々にとって、日本茶はあまり馴染み深いものではありません。彼らにとって、紅茶は幼い頃から嗜んでいた一方、日本茶は「草っぽい」というイメージも少なからず存在するとオスカルさんは指摘しています。

そんな中で、外国人の方々に日本茶の魅力を伝えるのは、並大抵のことではなかったとオスカルさんは回想します。本というものは、文字と少数の画像でしかメッセージを伝えることができません。つまり、日本語ではうまく説明することができる事象であっても、英語ではうまく説明できない、逆も然り、といったことが頻繁に起こるのです。

例えて言えば、「お疲れ様」という言葉は英語にはないです。しかし、なんとか英訳しなければいけない、そんなケースが、今回のオスカルさんの執筆活動だったのです。

オスカルさんは、この執筆活動で寿命が3年縮んだと語っていました。(笑)

 

英語の勉強にも通じる

オスカルさんの執筆活動は、私たちの英語の勉強にも通じるのではないでしょうか?というか、英語の勉強の究極のゴールがオスカルさんの執筆活動であったといっても過言ではないと私は思います。

オスカルさんは、「英語脳と日本語脳の使い分けがとても大変だった」とおっしゃっていました。これが意味することは、「それぞれの文化的背景を頭にインストールして、物事を考えている」ということだと私は思います。

このように、自然と母国語ではない言葉で物事を考えることができるようになれば、自然と外国語を話すことができるようになるのではないでしょうか?

しかしながら、外国語を母国語のように話すことはなかなか難しいですよね。私もまだその境地には至っていません。

日本語以外の何かしらの言語(プログラミング言語もその一つ)を身につけておくことが、今後の私の目標です。

 

まとめ

今回は、スウェーデン人の日本茶インストラクターでいらっしゃるブレケル・オスカルさんの『ブレケル・オスカルのバイリンガル日本茶BOOK 』刊行記念トークイベント出席して、感想などをつらつらと書いてきました。

お茶は美味しいものです。オスカルさんも、健康のためなどのネガティブな理由ではなく、純粋に美味しいお茶を飲みたいからお茶を嗜んでいるとおっしゃっていました。

日頃疲れていらっしゃるビジネスマンの方々をはじめ、全ての日本人はもっとお茶を飲むべきだと思います。確かにコーヒーなどは眠くならないし、エナジードリンクは仕事をさらに頑張れる気がします。

しかし、家に帰ったらお茶を飲むこと。これで、心を落ち着かせることができ、「また明日から頑張ろう」という気持ちになります。

お茶はあくまで手段ですが、皆さんも久しぶりにお茶を嗜んでみてはいかがですか?

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